カンセケーエ

kransekage


旅で訪れたデンマークで教えていただいたクリスマスのお菓子「カンセケーエ」。マジパンでつくるお祝いのお菓子です。
デンマーク語でカンセ(kranse)は花輪、ケーエ(kage)はケーキという意味。マジパンをベースにした生地は粘土のように成形しやすいので、お祝いによって様々な形にして楽しみます。大晦日(Nytårs aften)やお正月(Nytårs dag)にはサイズ違いの輪を順に重ねてタワーのように。結婚式のお祝いにはホルンの形。家庭では作りやすいこのような三角形が定番です。まわりはサクッと中はもっちり、素朴な見た目とはうらはらに、アーモンドの美味しさと香りの広がる贅沢な味わいのお菓子です。

デンマーク コペンハーゲンを訪れた際に教えていただいたレシピを、日本の家庭でつくりやすいレシピにしてご紹介します。

デンマークのクリスマスのお菓子のお話はこちら>

材料 | INGREDIENTS 
長さ約3cm 12個分
マジパンローマッセ(ローマジパン)100g
・粉砂糖 30g
・卵白 10〜12g

【アイシング】
・粉砂糖 25g
・レモン汁 小さじ1

手づくりマジパンでもつくれます。
手づくりのマジパンは柔らかいので、粉砂糖と卵白は入れずに、そのまま成形して焼きます。


オーブンを180°Cに予熱します

1. マジパンローマッセを細かく切ってボウルにを入れます。

2. 粉砂糖をふるい入れます。

3. 卵白を2/3ほど加えます。

4. 全体が馴染むように手でまぜます。

5. 粉気がなくなり、手につかないくらいの硬さで全体が馴染めば良いです。固い場合は、残しておいた卵白を少しずつ加えて調整します。

6. 生地を棒状にし12等分したら、先をつまんで三角形にします。

7. 少し膨らむので、間隔を開けて生地を並べます。
180℃に予熱したオーブン(2段の場合は下段)で12分焼きます。

8. 焼き色がついたら焼き上がりです。オーブンから取り出し、網の上で冷まします。

9. カンセケーエが冷めたらアイシングをつくります。ボウルに粉砂糖を入れ、レモン汁を2/3ほど加えます。

◇ アイシングは時間が経つと固まってしまうので、使う直前につくります。

10. ゴムベラでまぜます。

11. 粉気がなくなり、滑らかになれば良いです。固い場合は、残しておいたレモン汁で固さを調整します。

◇ アイシングの固さは少しの水分量で変わってしまうので、レモン汁はほんの少しずつ加えては様子を見て調整してください。

12. カンセケーエの上にかけます。コルネを使うと繊細なデコレーションができます。スプーンでかけても良いです。

コルネのつくりかた>>>

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