ラムレーズンサンド

Raisins sandwich
ラム酒とレーズンの芳醇な香りが口の中にふわっと広がるラムレーズンサンド。
サクサクのサブレ生地に、ホワイトチョコレートを合わせたバタークリーム、ラム酒漬けレーズンをサンドした、日本生まれのお菓子です。
手土産でいただいたり、お菓子屋さんで買うイメージのお菓子ですが、家庭でも作ることもできます。
美味しさのポイントは手作りのラム酒漬けレーズン。「そこからかぁ」と思わずに、まずは漬け込むことから始めてみてください。ラム酒漬けレーズンは保存瓶にラム酒を注いで、1週間ほどすれば使い始められます。
自家製のラム酒漬けレーズンで作るラムレーズンサンド。香りと風味が格別です。

ラム酒漬けレーズンについて
お菓子作りの材料として常備しておきたいのが自家製ラム酒漬けレーズン。一度漬けたらずっと使い続けられます。
仕込み方はとても簡単。保存瓶にラム酒を注ぐだけです。1週間ほどで使い始められます。何度か使ってレーズン減ってきたら、レーズンとラム酒を追加します。つぎ足ししながら使い続けると、時が経つとともに芳醇な香りが増していきます。
年とともにレーズンからのエキスで液も濃厚になり、まろやかな味わいになっています。ラムレーズンサンド、クリスマスのシュトーレン、さまざまな焼き菓子にと、自家製ラム酒漬けレーズンは味わいと香りのアクセントとして活躍します。


材料 | INGREDIENTS
約5×5cm 20〜25個分
【サブレ生地】
・無塩バター 50g(常温に戻す)
・グラニュー糖 40g
・卵黄 1個分
・アーモンドパウダー 50g
・薄力粉 50g
◇ 生地は冷蔵庫で一晩休ませます。
【バタークリーム】
・ホワイトチョコレート 40g
・無塩バター 50g(5mm角にカットして冷やしておく)
・ラム酒漬けレーズン 40〜50g
◇ ホワイトチョコレートはクーベルチュール(製菓用)チョコレートでも板チョコレートでもつくれます。
◇ このページでは5×5cmのクッキー型を使用しています。
包丁でカットして好みサイズにも作れます。ページ下、Q&Aをご参照ください。

1. サブレ生地を作ります。
室温に戻しておいた無塩バターをホイッパーでクリーム状にします。
◇ 室温に戻しておいてもバターが固い時は >>>


2. グラニュー糖を加え、ホイッパーですり混ぜます。


3. 卵黄を加えて全体に馴染むように混ぜます。

4. アーモンドパウダーと薄力粉を合わせてふるいます。


5. ゴムベラで粉気が見えなくなるまで混ぜます。


6. ラップで包み、冷蔵庫で一晩休ませます。
◇ この状態で冷蔵庫で一週間ほど保存できます。冷凍でも3ヶ月ほど保存可能です。
オーブンを180°Cに予熱しておきます

7. 台やキャンバスシートに打ち粉をして、生地をのせます。

8. 適当な大きさにカットし、指で軽く押してフラゼ(均質で滑らかな状態にする)します。
フラゼしすぎて柔らかくなりすぎないように注意してください。特にあたたかい時期は気をつけて、手早く作業します。

9. フラゼした生地を再びひとまとめにし、伸ばしやすい形に整えます。

10. すぐに伸ばさずに、まずは麺棒で押して伸ばしやすい厚さにします。

11. 麺棒を転がして、3mmくらいの厚みに伸ばします。

12. クッキー型で抜きます。
◇ 今回は5×5cm四角型で抜いています。丸型など好みの型で抜いて作れます。
包丁でカットして好みサイズにも作れます。ページ下、Q&Aをご参照ください。

13. オーブンシートを敷いた天板に並べます。
180℃に予熱したオーブン(2段の場合は下段)で、12〜15分焼きます。
◇ 焼く間にひとまわり膨らみますので、間隔を少しにあけて並べます。写真は30×40cmの天板を使用しています。

14. 香ばしい色なったら焼き上がりです。好みの焼き色のタイミングでオーブンから取り出してください。
天板のまま5分ほど置きます。

15. 網の上に移して冷まします。

16. ラム酒漬けレーズンをキッチンペーパーにのせて水気を取っておきます。

17. バタークリームを作ります。
ホワイトチョコレートをボウルに入れ、60℃くらいのお湯で湯煎して溶かします。
◇ 板状のチョコレートは、溶けやすいように刻んでボウルに入れます。
◇ チョコレートは熱湯や火にかけた鍋ではとかさないでください。油分とカカオが分離してしまいます。お風呂の温度よりすこし高いくらいが目安です。

18. ホワイトチョコレートが溶けたら湯煎から外し、冷やしておいた無塩バターを加えます。



19. ハンドミキサー(高速)で3分ほど泡立てます。白っぽく空気をたっぷりと含んだ状態になるまで。
POINT.
通常、バタークリームは常温に戻したバターを溶かしたホワイトチョコレーと合わせて泡立てます。家庭では量が少ないので、湯煎でとかしたホワイトチョコレートのあたたかさでバターがとけてしまい泡立ちません。細かくカットした冷たいバターを加えることによって、チョコレートのあたたかさでちょうどよくバターが馴染み、たっぷりと空気を含んだ軽やかなバタークリームが仕上がります。

20. バタークリームを星口金をつけた絞り出し袋に入れ、サブレの半量に絞ります。
◇ 星口金で絞ると、クッキーの側面から見えるバタークリームが美しく見えます。絞り出し袋がない場合は、パレットナイフやバターナイフなどでサブレに塗ってください。

21. バタークリームの上にラム酒漬けレーズンを並べます。レーズンの量はお好みで。

22. 残りのサブレでサンドして冷蔵庫で1時間ほど冷やせば、出来上がりです。

<保存について>
密閉容器に入れて、冷蔵庫で2週間ほど日持ちします。
プレゼントや手土産として常温で持ち歩けますが、食べる前に冷蔵庫で冷やした方が美味しくいただけます。
Q & A
Q. お酒が苦手な方は?
A. ラム酒漬けレーズンをフライパンやお鍋に入れ、火にかけて乾煎りします。アルコールを飛ばしても、ラム酒の香りは楽しめます。
Q. クッキーの抜き型を持っていません。
A. 包丁でカットして、好きなサイズのサブレを作れます。
市販のレーズンサンドのような長方形にする場合、仕上がりの台紙を作って、台紙に沿ってカットすると同じサイズのサブレが焼き上がり綺麗に仕上がります。(下記参照)

