金柑のコンポート


Kumquat Compote


お正月を迎える頃になると出回り始める金柑。すっきりとした甘さと爽やかな香りで、皮ごと美味しく食べられます。小さくて皮が薄く、短時間で煮ることができるのでコンポートにするのもおすすめ。切り目を入れずにふっくらと丸煮にしたコンポートは艶やかで、おせちに入れても喜ばれます。寒い季節のお茶請けにもどうぞ。

金柑について

ビタミンCが豊富で、昔から風邪の予防や、のどの痛みや咳止めにと食されてきた金柑。旬は12月頃から3月頃。選ぶポイントは、色が濃く、艶があり、ずっしりと重みがあるもの。へたの部分が緑でみずみずしいものが新鮮です。金柑は皮ごと食べられますが、最近の金柑は苦味も少なく、より食べやすくなっているように感じます。生のまま白和えやサラダなどのお料理に、コンポートにしてお菓子のフィリングにと、色鮮やかな金柑は冬の季節の食卓に彩りを添えてくれます。

材料 | INGREDIENTS
・金柑 250g(約15粒)
・上白糖(またはグラニュー糖)150g
・水 200ml
・レモン汁 小さじ1(お好みで)

1. 金柑はよく洗い、ヘタをとって、竹串でたくさん穴をあけます。

2. 鍋にたっぷりの水(分量外)を沸かし、沸騰したら中火にして金柑を入れます。

◇ コンポートを作るときの鍋は保温性の高い琺瑯鍋がおすすめです。ステンレス鍋でも作れます。アルミ鍋は皮の色が悪くなることがあるのでおすすめしません。

3. 金柑が浮いてきてしまうので、キッチンペーパーで紙蓋をして、下茹でします。3分ほど茹でたら、火を止めて5分ほど置きます。

4. 金柑を静かに水に取ります。

◇ この時に味見をして金柑が苦ければ、長めにひたしておきます。

5. 鍋に水と砂糖を入れて中火にかけ、しっかりと沸騰させます。

6. 火加減をごく弱火にして、金柑を静かに入れます。

7. キッチンペーパーで紙蓋をして、15分ほど煮含めます。

8. 火を止めてレモン汁を加えます。

◇ レモン汁は味を引き締めるために加えます。キリッとした仕上がりに。

8. 再び紙蓋をしてそのまま 冷まします。

◇ 冷めていく間に、糖分が金柑に浸透して馴染ます。鍋のままゆっくりと冷ますことが大切です。

9. 冷めたら密閉容器に移して冷蔵庫で 保存します。金柑にシロップがかぶるようにしておけば、1ヶ月ほど日持ちします。

FURTHERS