オレンジピール パウンドケーキ

Orange Peel Pound Cake |  同じ重さのバター、砂糖、卵、小麦粉を混ぜて作るパウンドケーキ。材料も作り方もシンプル。だからこそ、作り方ひとつで出来上がりに差が出ます。大切なポイントをおさえて、ていねいに、ゆったりとした気持ちで作ってみてください。しっとりとなめらかな、見た目も美しいパウンドケーキに仕上がります。 自家製のオレンジピールを入れたパウンドケーキは、誰にでも喜ばれる私の定番の手土産です。

お菓子作りの基本『卵の温度について』

Cooking eggs to the right temperature |  パウンドケーキやバターケーキ、タルトやクッキーなど、バターに卵を加えるお菓子は卵の温度に気をつけます。 気温の低い時期や、冷蔵庫から出したての卵をクリーム状にしたバターに加えると、卵の冷たさでバターが分離してしまうことがよくあるからです。分離すると脂肪分が粒状に固まり水分が出てしまい、生地を作って焼いてもパサパサのケーキや、硬いクッキーになってしまいます。 卵が冷たい時は、ぬるめの湯煎で卵を温めてから使うと分離を防げます。 

ゼラチンについて

Gelatin | ゼラチンは動物の骨や皮などに多く含まれるコラーゲンから精製・抽出したもの。現在、多くは豚由来のゼラチンです。 家庭では使う量も少ないので、少量でも計量しやすい粉ゼラチンがおすすめです。ゼラチンを使うときのポイントは、ふやかし方。使う前にしっかりと水に浸してよく吸水させることで、フィリングに馴染みやすく、綺麗に固まります。

キャロットケーキ

Carrot Cake |  アメリカやヨーロッパの各地で親しまれているキャロットケーキ。もともとはイギリスのお菓子です。まだ砂糖が貴重だった時代に、お砂糖の代わりとして甘い人参を用いたことが始まりとか。たっぷりのすりおろし人参、くるみ、レーズンを加え、バターではなくオイルで作るケーキは軽い食感でとてもヘルシー。どんな季節にも作りやすく、順番に混ぜていくだけなのでとても手軽です。

ラム酒漬けレーズン

Rum Raisins |  お菓子作りの材料として常備しておきたいのが自家製ラム酒漬けレーズン。1度漬けたらずっと使い続けられます。仕込み方はとても簡単。保存瓶にラム酒を注ぐだけです。1週間ほどすれば使い始められます。何度か使ってレーズン減ってきたら、レーズンとラム酒を追加します。つぎ足ししながら使い続けると、時が経つとともに芳醇な香りが増していきます。 私のラム酒漬けレーズンは、20年以上前、お菓子を勉強し始めた頃に漬けたもの。レーズンからのエキスで液も濃厚になり、まろやかな味わいになっています。焼き菓子やレーズンウィッチ、クリスマスのシュトーレンにと、自家製ラム酒漬けレーズンは香りのアクセントとして活躍します。 お菓子とともに積み重ねた年月を味わうことができるラム酒漬けレーズン。宝物の一つです。

苺のコンフィチュール

Strawberry Jam recipe |  旬の果物のジャム作りは日々の暮らしの楽しみの一つです。 苺に砂糖をまぶして、お鍋でコトコト、キッチンに広がる甘酸っぱい香りに春の訪れを感じます。 苺の果汁をゆっくりと引き出し、煮詰めずに苺の中まで糖分を浸透させて作るこのジャムは、苺の粒の形そのまま、美しい色のシロップに仕上がります。小粒の苺を見つけたら、ぜひ作って見てください。

柑橘を感じるハーブティ

Citrus flavored herbal blend | レモンを入れずにハーブだけでレモンティーのような味わいのブレンド。 レモンマートルとレモングラスに、ベルガモットで香りをつけたアールグレイで深みを出しています。軽くすりつぶしたコリアンダーもほんのり柑橘を感じる風味。ローズヒッピの酸味とほんの微量加えたステビアの甘味でバランスを整えます。