マドレーヌ


Madeleine


いつの季節のお菓子と決まってはいませんが、マドレーヌには春を感じます。
卵、砂糖、蜂蜜、牛乳、粉を混ぜ、熱々の溶かしバターを加え、型に流してオーブンへ。ふんわりと膨らんだ生地から、プクッとコブが立ち上がったら美味しく焼けた印です。
熱々の焼き立てを半分に割って、耳を澄ませばプチプチと気泡が弾ける音が聞こえます。そしてパクッと一口。まわりはサクッと、中はふんわりしっとり、口の中に広がる甘い香り。焼き立てのマドレーヌはお家でしか味わえない幸せが詰まっています。

材料もシンプルで混ぜて焼くだけのマドレーヌはお菓子作り初心者の方にもおすすめのお菓子です。
小学生の時、私がはじめて作ったお菓子もマドレーヌでした。家族や近所の人、学校の友達にプレゼントした時の「おいしい!」の言葉がお菓子作りに夢中にさせました。
これからお菓子を作ってみたいという方やお子さんには、マドレーヌをおすすめします。きっとお菓子作りの虜になること間違いなしのレシピです。

そして、お菓子作り上級者の方は蜂蜜アレンジを。蜂蜜がたっぷり入ったこのレシピは、使う蜂蜜によって味わいが変わります。アカシヤの蜂蜜はやさしい甘さに、オレンジの花の蜂蜜は華やかな甘さ、モミの木やカシの木など樹木系の蜂蜜はどっしりと濃厚な甘さに。蜂蜜の違いでもぜひ楽んでみてください。

マドレーヌ

材料 | INGREDIENTS
5×8cmシェル型 12個分
無塩バター 100g(小鍋に入れておきます)
・全卵 90g(約1.5個分)
・グラニュー糖 100g
・蜂蜜 大さじ1
・牛乳 25ml
・バニラエッセンス 少々
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 小さじ2/3

型の準備
マドレーヌ型に無塩バター(分量外)を薄く塗り、強力粉(分量外)をはたいて、使うまで冷蔵庫で冷やしておきます。
◇ マドレーヌ型を使い終わった後は、洗わずに、キッチンペーパーなどで拭きます。こうして何度も使い続けることで、型離れのよい型になっていきます。

1. ボウルに卵をときほぐし、グラニュー糖を加えます。

2. ホイッパーでざっとすり混ぜます。

3. 蜂蜜を加えて混ぜ合わせます。

4. 牛乳、バニラエッセンスを加えます。

5. ホイッパーで混ぜ合わせます。

6. 薄力粉、ベーキングパウダーを振るい入れます。

7. ホイッパーを立ててぐるぐると回すように混ぜます。粉気がなくなり、クリーム状になるまでが目安です。

8. 無塩バターを中火にかけて溶かします。

9. バターがすべてとけたら、熱いうちにゴムベラに当てながら[7]に加えます。

◇ バターが熱いうちに生地に加えてください。ぬるいバターを加えると、生地に馴染まず、焼いている間に分離することがあります。
◇ ゴムベラに当てて入れるのは、ゴムベラをクッションにしてバターを分散させて、生地を荒れさせないためです。

10. バターが生地に馴染むまで、ゴムベラで混ぜます。

11. ボウルにラップをして冷蔵庫 で1時間休ませます。
◇ この状態で冷蔵庫で2〜3日保存できます。

オーブンを190°Cに予熱します。

12. オーブンの予熱ができたら、冷やしておいた型に生地を入れます。オーブン(2段の場 合は上段)で13〜15分焼きます。
◇ 市販のアルミカップなど、シェル型でない型の場合は、型の8分目くらいまで生地を入れます。

13. プクッと膨らんだコブがきつね 色になっていれば焼き上がりです。

14. 焼き上がったらすぐに型から外し、網の上で冷まします。

<保存について>
密閉容器や保存袋に入れて、常温で約1週間ほど美味しくいただけます。


Q & A


Q. なぜ生地を休ませるのですか?

A. 生地を休ませるのは2つの理由があります。
1つは、グルテンを抑えるためです。生地をよく馴染ませるためにホイッパーで混ぜると、薄力粉に粘り気の元となるグルテンが生まれます。グルテンが強い状態で焼くと粘り気が強いボワッした膨らみになってしまいます。グルテンの力が弱まることで、ベーキングパウダーによるふんわりとした膨らみになります。
もう1つの理由は、休ませることでグラニュー糖や蜂蜜が生地にしっかり溶け込み、また薄力粉も馴染みます。生地が落ち着くことで、なめらかな仕上がりのマドレーヌに焼き上がります。

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