
栗のブランデー煮
Chestnut in Brandy Syrup | 栗の季節の始まりに必ずつくるのが『栗のブランデー煮』。 ホクホクと柔らかくなるまで下茹でした栗を、ブランデーを加えたシロップでさっと煮て漬け込みます。芳醇なブランデーの香りが栗本来の美味しさ引き立て、まろやかでねっとりとした食感に。 保存ができるので、この季節のお茶うけに、焼き菓子のフィリングにといろいろ楽しめます。穏やかな秋の陽射しが注ぐ台所で、黙々と栗の皮を剥く作業はとても好きな時間です。
Chestnut in Brandy Syrup | 栗の季節の始まりに必ずつくるのが『栗のブランデー煮』。 ホクホクと柔らかくなるまで下茹でした栗を、ブランデーを加えたシロップでさっと煮て漬け込みます。芳醇なブランデーの香りが栗本来の美味しさ引き立て、まろやかでねっとりとした食感に。 保存ができるので、この季節のお茶うけに、焼き菓子のフィリングにといろいろ楽しめます。穏やかな秋の陽射しが注ぐ台所で、黙々と栗の皮を剥く作業はとても好きな時間です。
Nashi Pear Mousse |和梨のコンポートを使ってつくるムースです。 コンポートにした梨をミキサーにかけてピュレにし、生クリームを加えて固めるだけのシンプルなムース。コンポートのシロップをゼリーにして合わせれば、初秋のグラスデザートに。あっさりとした甘さ、さらりとした喉越し、シャキシャキとした食感が楽しい、和菓子のような梨のお菓子です。
Nashi pear compote |お菓子づくりには洋梨のイメージがありますが、和梨はコンポートにしてもシャリシャリと食感はそのまま。すっきりとした甘さは、夏の終わりのデザートにぴったり。スターアニスを加えてオリエンタルな香りに仕上げたコンポート。つめたく冷やしてどうぞ。
Rhubarb Crumble | クランブル(crumble)は英語でほろほろと崩れるの意。材料をほろほろになるようにまぜ合わせ、果物などにのせて焼いたイギリスのデザートです。 初夏に旬を迎えるルバーブはクランブルとの相性抜群。大ぶりにザクザクと切って耐熱皿にのせたら、クランブルをふりかけてオーブンへ。ルバーブはとろとろに、クッキー生地はサクサクに。焼きたての熱々にアイスを添えて、家庭でしか味わえないできたて美味しさです。
Rhubarb Jam | ルバーブを始めて知ったのは子供のころに見たイギリスのお菓子の本でした。蕗のような見た目で、野菜なのか果物なのかわからない植物でつくる外国のパイに、どんな味がするのだろうと想像を膨らませていました。最近は日本での栽培も増え、身近になったルバーブ。なかなか手が出ない方は、まずはジャムづくりのからはじめてみてください。ルバーブジャムは、ジャムづくりの中でもいちばんと言っていいほど簡単。爽やかな酸味が元気をくれる夏にぴったりのジャムです。
Summer Plum Cake | 7月の声を聞くと梅雨が終わりを告げるかのようにプラム(すもも)が店先に並びはじめます。さっぱりとした甘みと酸味が特徴のプラムは、焼き菓子にすると色も甘みも濃厚に。今回は赤色が美しい品種「ソルダム」で作りました。果汁の馴染んだ生地がじんわりと美味しい、夏の始まりのケーキです。
Orange Peel Pound Cake | 同じ重さのバター、砂糖、卵、小麦粉を混ぜて作るパウンドケーキ。材料も作り方もシンプル。だからこそ、作り方ひとつで出来上がりに差が出ます。大切なポイントをおさえて、ていねいに、ゆったりとした気持ちで作ってみてください。しっとりとなめらかな、見た目も美しいパウンドケーキに仕上がります。 自家製のオレンジピールを入れたパウンドケーキは、誰にでも喜ばれる私の定番の手土産です。
Cooking eggs to the right temperature | パウンドケーキやバターケーキ、タルトやクッキーなど、バターに卵を加えるお菓子は卵の温度に気をつけます。 気温の低い時期や、冷蔵庫から出したての卵をクリーム状にしたバターに加えると、卵の冷たさでバターが分離してしまうことがよくあるからです。分離すると脂肪分が粒状に固まり水分が出てしまい、生地を作って焼いてもパサパサのケーキや、硬いクッキーになってしまいます。 卵が冷たい時は、ぬるめの湯煎で卵を温めてから使うと分離を防げます。
How to Cream Butter | 洋菓子を作る時に欠かせないバター。 気温の低い時期は常温に出しておいても、柔らかく戻りません。そんな時は湯煎を使うと、失敗なくクリーム状にできます。 冷蔵庫から出したての冷たいバターも同じ方法でクリーム状にすれば、すぐにお菓子を作り始められます。
Gelatin | ゼラチンは動物の骨や皮などに多く含まれるコラーゲンから精製・抽出したもの。現在、多くは豚由来のゼラチンです。 家庭では使う量も少ないので、少量でも計量しやすい粉ゼラチンがおすすめです。ゼラチンを使うときのポイントは、ふやかし方。使う前にしっかりと水に浸してよく吸水させることで、フィリングに馴染みやすく、綺麗に固まります。